今ならわかる。今日がたぶんスタートライン
こんばんは。
先週のマーケティング視点のコピーライター講習。
実は後日、今度はコピーライター育成講座の説明会に参加してきました。
説明会は今までもたくさんやっていて、
もうすぐに開校される時期に行ったので、説明会の参加者は10人前後。
東京では4人ほど。あとは例のごとくテレビモニターで地方の方々が参加していました。
結論から言うと、めっちゃためになりました。
なにがためになったかというと、説明会なのに簡単な実技をしてくれたんです。
課題を出されて、「あなたならどんなコピーを書く?」というもの。
「どんなコピーがいいんだろう」と考える時間ももちろん大切なんですけど、
ここで注目すべきことは、「人のコピーを知れる」ということです。
わずか5分の間に、10人前後の人たちがどんなコピーを考えたのか、それを知れたということが一番の収穫でした。
講師も「人の考えを知れることが何よりもコピーライターとして成長する」と言っていました。
コピーライターは自己表現をする職業じゃない。
コピーは、企業や商品ありきで、
その商品の魅力はなんなのか、どう伝えたら世の中の人々に伝わるのか。を考えて言葉にする仕事です。
それはぼく自身痛感したし、まったくもってその通りだと理解できていましたが、
結局頭で理解していただけなんです。
今日、仕事で原稿を考えていましたが、
今日は本当に書くのが大変だった。
今まではわりとスラスラ書けていたのですが、
それはコピーを書く前段階で、全然深掘りしていなかったからだったんだと。
今日は書く前に色々考えました。
この原稿で結局なにが言いたいのか、
なにがこの会社のウリなのか、魅力なのか。
ある程度考えがまとまった時に、
今度はこの原稿のデザインはどんなイメージななか、企業に合ったカラーは?
そのカラーは見やすい?どうしたら見やすくできる?
なんでもそうですが、自分がちゃんと考えているつもりでも、意外と考えていなかったことに後々気付くものです。
それを成長と呼ぶのかもしれません。
今日はたくさん考えた。前よりは絶対ちゃんと考えた。
でもこれも、3ヶ月後の自分からすれば「まだまだ甘いよ」と思われているかも。
いや、むしろそう思っていたい。
そしたらまた、 成長を実感できるから。
コピーライターはたぶん、成長を感じにくい仕事です。
だってどんな言葉が響くかなんて、人それぞれじゃないですか。
人のコピーって否定しづらいんです。
でもやっと、少しだけわかりました。
いいコピーは、間違いなくある。
それはセンスとかフィーリングとか、そんな曖昧なものじゃなく、
魅力を的確に捉えて、言葉で表現をする。
この仕事にも、圧倒的な努力がある。
曖昧なものが好きなぼく。
決めつけることが嫌いなぼく。
わかりますこれ?
嫌いは好きの裏返しーとか、
ホントの嫌いは無関心ーとか、
それと同じ類で、まさしくそうなんです。
だから、嫌いを好きに変えるのは、
そう難しいことじゃない。
だから今は、自分に期待しています。
明日も頑張ろうと思える。
この仕事だから、思えるんだろうな。